ヒアカムズザサン（2012年生、母ブリリアントレイ）

ヒアカムズザサン（2012年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽が昇る。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したブリリアントレイが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着8回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウップスアデイジイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月1日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したエニグマバリエートにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、タンタアレグリアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったストレンジクォークにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

5月16日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したコートオブアームズを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でL.オールプレス騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったヤギリヴィーナスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でL.オールプレス騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウシュクに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラプリズムに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2016年）

4月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキングサムソン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月18日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムテツジンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

6歳（2018年）

6月2日、約18か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊中特別（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。