グロンディオーズ（2015年生、母シェリール）

グロンディオーズ（2015年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「壮大な(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時8歳）と交配したシェリールが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)に勝利した他、2021年の目黒記念(ハンデG2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月12日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュニヴェールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中5週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月26日、中8週で迎えた3戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るリビーリングを強烈な末脚で3/4馬身差し切ってファンの支持に応えた。

8月4日、中9週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメルヴィンカズマに3馬身の差をつけて優勝

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5歳（2020年）

6月28日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

8月22日、中7週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたソロフレーズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月11日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシロニイを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

12月12日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2021年）

2月20日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオーソリティをクビ差振り切って重賞ウィナーの称号を手に入れた。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

2021年6月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。