マルカヴィット（1998年生、母アッパーブラケット）

マルカヴィット（1998年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコタシャーン（当時10歳）と交配したアッパーブラケットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、キヨミネ牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、衣斐浩によって367.5万円で落札された。

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

5月31日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアーバントロフィーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で青木達彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木達彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

1月24日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンマイスターに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルイチテイオーに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月4日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた17戦目は、3歳戦の金の弩標特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の蛭ケ野特別（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のりんどう特設（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

11月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、福岡ドーム協賛くろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた22戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングウイザードを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングボスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。