シャドウキングマン（2012年生、母クリムゾンフレア）

シャドウキングマン（2012年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋名馬名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したクリムゾンフレアが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、飯塚知一によって1,228.5万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

3歳（2015年）

6月21日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず16着に終わった。

10月2日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウハシダテを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月24日、中5週で迎えた8戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーセイエンジェルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2016年）

1月15日、中6週で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったディアレストハリテに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中4週で迎えた10戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランデソングに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のエイシンパサートに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月24日、中1週で迎えた12戦目は、マーガレット賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエンプレスアイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、蓮華草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったホームズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウインバレリーナに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月3日、中2週で迎えた16戦目は、飛騨川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のナイスクオリアに2馬身の差をつけて制した。

7月27日、中7週で迎えた17戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、世界初「逃げない水素水36」杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、黄菊賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のディアレストハリテに3馬身の差をつけて優勝

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般B9（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（14戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のミツアキターに6馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた21戦目は、銀嶺特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で向山牧騎手（15戦8勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた22戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で向山牧騎手（16戦8勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で向山牧騎手（17戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で向山牧騎手（18戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のエニシイチダイに2馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

2月20日、中3週で迎えた25戦目は、トサミズキ特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で向山牧騎手（19戦9勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で向山牧騎手（20戦9勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、メガホワイティに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で向山牧騎手（21戦9勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた28戦目は、蓮華草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で向山牧騎手（22戦9勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月15日、中6週で迎えた29戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1七八（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシナノクリスを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた35戦目は、こうのすびっくりひな祭り賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた36戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。