ネアポリス（2011年生、母クイーンオブナプレス）

ネアポリス（2011年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イタリア・ナポリの建設時の名前」。毛色は青鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時17歳）と交配したクイーンオブナプレスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2 12。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2014年）

2月23日、中9週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

8月10日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月27日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノグリップを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第28戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のハクシンファミリーをクビ差振り切って2勝目を手にした。

11月24日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイスンインパルスを3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のカシノシュウセイをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。