モトヒメ（2007年生、母ケイシュウプライム）

モトヒメ（2007年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「家族名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時9歳）と交配したケイシュウプライムが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地30戦2勝2着1回、地方5戦0勝。2009年の福島2歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、黒澤尚によって441万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のデートマスターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミオリチャンをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2010年）

3月14日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4歳（2011年）

3月20日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の薩摩ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月19日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったエーシンダックマンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のエクセル浜松開設記念（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5歳（2012年）

2月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた20戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月25日、中3週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6歳（2013年）

1月6日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた27戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた32戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7歳（2014年）

1月3日、連闘で迎えた35戦目は、牝馬限定戦の紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。