タカラアタック（1988年生、母リキソウ）

タカラアタック（1988年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホウラツキー（当時18歳）と交配したリキソウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は下村繁正。戦績は、中央平地37戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

11月3日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードシップをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったダイゴエフタルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアブクマホマレに1馬身3/4の差をつけて制した。

10月5日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（1992年）

3月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したデーエスホマレを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したユキノビクトリーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたテクモスキャップ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月10日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月27日、中6週で迎えた14戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、トリノハナコに交わされて1馬身差の2着となった。

7月25日、中3週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、アラ系4歳以上800万下（函館芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた18戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた19戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた23戦目は、銀杯（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のショウブパワーをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

2月20日、中4週で迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小迫次男騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた28戦目は、アラ系4歳以上800万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた30戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（6戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた36戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6歳（1994年）

3月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた37戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。