エイテイファイブ（1983年生、母ライトメリー）

エイテイファイブ（1983年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時12歳）と交配したライトメリーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年のあじさい賞(400万下)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月1日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。鞍上は柴田政人騎手。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月9日、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクテンオーカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を物にした。

3月30日、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は東信二騎手。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月4日、4歳400万下（東京ダート2300m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は森勝義騎手。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメジロボアールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

5月24日、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネイチリュウオーに2馬身半の差をつけて勝利した。

6月7日、4歳400万下のあじさい賞（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメジロアイガーに1馬身1/4の差をつけて勝利を物にした。

9月13日、4歳以上1400万下のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月19日、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手。21頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを20番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。

12月7日、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は東信二騎手。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月21日、4歳以上1400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4歳（1987年）

7月11日、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。