メジロボアール（1983年生、母メジロポルシエ）

メジロボアール（1983年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフイデイオン（当時11歳）と交配したメジロポルシエが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着6回。1986年の阪神大賞典(G2)に勝利した他、1986年の東京スポーツ杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月6日、6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニッポーテイオーから約14馬身差の2着となった。

10月19日、6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったパーダルクラウンから3/4馬身差の2着に敗れた。

11月3日、7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホキーストンから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月17日、11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月14日、11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルージャネットに3/4馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

1月18日、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月9日、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月2日、4歳400万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月22日、4歳400万下のもくれん賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は天間昭一騎手。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月12日、4歳400万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったカシマウイングに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月4日、4歳400万下（東京ダート2300m 雨/重）に出走。鞍上は的場均騎手。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイテイファイブに3馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

5月10日、4歳400万下の4歳中距離特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったレジェンドテイオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月24日、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月5日、4歳900万下のマーガレット賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月3日、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネミチシオを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を挙げた。

10月19日、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したマウントニゾンに3/4馬身届かず2着となった。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は的場均騎手。21頭立ての10番人気で19番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

11月30日、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネイワシミズをアタマ差振り切って勝利を決めた。

12月21日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（1987年）

1月31日、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月22日、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4月5日、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。