マチカネイワシミズ（1983年生、母ロツチ）

マチカネイワシミズ（1983年5月20日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時22歳）と交配したロツチが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地5戦3勝2着1回。1986年の阪神大賞典(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月27日、デビュー戦は4歳未勝利（京都芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は492kg。鞍上は田原成貴騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマキバハーキュリーを3/4馬身振り切ってトップでゴールインした。

5月24日、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトーアセンプーをハナ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

10月18日、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤクモハーレーをクビ差振り切って勝利した。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は清水英次騎手。21頭立ての13番人気で20番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、7着に入り込んだ。

11月30日、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったメジロボアールにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。