テイエムジャンヌ（2001年生、母イクティサール）

テイエムジャンヌ（2001年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ジャンヌ・ダルクより」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時7歳）と交配したイクティサールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村俊紀から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって840万円で落札された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

6月19日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ビッグティアラにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモジャイブをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2005年）

1月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエムオーウイナー決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた11戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメジロジャックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はセイワミラージュと並んで13着同着となった。

12月25日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

5歳（2006年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく18着に敗れた。

3月19日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

4月15日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田嶋翔騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田嶋翔騎手（11戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6歳（2007年）

1月21日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（12戦0勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。