タマモヘラクレス（2001年生、母ジョージビューティ）

タマモヘラクレス（2001年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時10歳）と交配したジョージビューティが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地24戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山際牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、河原育成牧場によって1,680万円で落札された。1歳のとき、秋田牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、タマモによって1,176万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のメイショウアズーロに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2004年）

3月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月19日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のフミノナイナーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

11月7日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

4歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚に勢いがなく18着に敗れた。

7月3日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥取特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレイシアブルーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5歳（2006年）

5月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた20戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず最後はトシザサンサンと並んで7着同着となった。

7月22日、連闘で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。