アルファベイビー（1990年生、母シンフオニイパストレール）

アルファベイビー（1990年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青毛。種牡馬のハイコマンダー（当時9歳）と交配したシンフオニイパストレールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋耀代。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、オオシマルチアに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったシーデージーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレミアムウィーンを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月30日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は川合達彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（1994年）

6月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエーピーゴールドに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（1995年）

1月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川合達彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月18日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタヤスオーキッドに2馬身の差をつけて優勝

7月9日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川合達彦騎手（9戦2勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、朝倉実騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で朝倉実騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で朝倉実騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で朝倉実騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で朝倉実騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1996年）

1月17日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で朝倉実騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で朝倉実騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。