インタレスティング（2007年生、母スイフトクイン）

インタレスティング（2007年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「興味を持たれる馬になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンディコマンド（当時14歳）と交配したスイフトクインが19歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は田上勝雄。戦績は、中央平地18戦1勝、地方1戦0勝2着1回。2009年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、田上勝雄から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、副島義久によって367.5万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月25日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のスズノブレイヴに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（10戦1勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月29日、中6週で迎えた13戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズノブレイヴから2馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（2011年）

5月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2012年）

1月14日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。