ビックピクチャー（2016年生、母ネヴァーピリオド）

ビックピクチャー（2016年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大きな+絵」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したネヴァーピリオドが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はShall Farm。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は390kg。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファクトゥーラをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったキュールエサクラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシーリアに半馬身届かず2着に敗北した。

8月24日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレディーキティに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月22日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのノエル賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4歳（2020年）

2月15日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月26日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2021年3月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。