ロンギングタイム（2020年生、母ジュリエットシアトル）

ロンギングタイム（2020年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「待ち望んだ時」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したジュリエットシアトルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、坂本浩一によって6,050万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月9日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

12月17日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2023年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月13日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で横山和生騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で横山和生騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月12日、中8週で迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず17着に敗れた。

12月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブレストサンダーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアイスキングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマテラハチイチに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバイアルドをクビ差振り切って1番人気に応えた。

4月9日、中5週で迎えた13戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコーゲンマースに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から36kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（7戦0勝）。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

2024年10月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。