フューチャジョージ（1985年生、母ヤマノソニバイ）

フューチャジョージ（1985年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時10歳）と交配したヤマノソニバイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月9日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

5月15日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニッポーリイダーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月21日、中4週で迎えた6戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4歳（1989年）

3月11日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアサカサミットに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月13日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（8戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の万座特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた14戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスイートコルティナにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の西湖特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオタケビに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

12月24日、中2週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着を確保した。

5歳（1990年）

2月4日、中5週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤善則騎手（14戦2勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。0着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月29日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。