インディアンサマー（1986年生、母フアインサラ）

インディアンサマー（1986年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時19歳）と交配したフアインサラが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年のしゃくなげステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月21日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったショーンプラザにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサフランターフに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（4戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（6戦0勝）。19頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパソドラードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳400万下のガーベラ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月10日、連闘で迎えた12戦目は、4歳400万下のくちなし賞（東京芝2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のコロッセウムをクビ差振り切って制した。

7月9日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のしゃくなげステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレイニーガールに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた15戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。