タガノメガミ（2002年生、母ドシル）

タガノメガミ（2002年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女神」。毛色は栃栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したドシルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月21日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2005年）

2月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたチョウキセキ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでなんとか走り抜いたが、伸びてきたキーツヨイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月17日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ケイティーズギフトに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、2着となった。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラサンカを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月4日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小原義之騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小原義之騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で小原義之騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小原義之騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小原義之騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小原義之騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月12日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小原義之騎手（13戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小原義之騎手（14戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトレトレジョリに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2007年）

1月28日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で小原義之騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で小原義之騎手（16戦2勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。