トレトレジョリ（2000年生、母ドルフィンソナー）

トレトレジョリ（2000年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「とてもとてもステキな娘（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時17歳）と交配したドルフィンソナーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地40戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月5日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウオッチモに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月22日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3月15日、中8週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたフェスティブシャン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月22日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャロラインを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月28日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（2004年）

5月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた15戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンジンテンカを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたホワイトピクシイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6歳（2006年）

2月5日、約15か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月27日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したロードウィズダムに3/4馬身届かず2着となった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

10月21日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたキーレター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノメガミに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のベルモントユリアに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンドレスビジネスに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月2日、中3週で迎えた33戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた34戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

8歳（2008年）

1月20日、約7か月の休み明けで迎えた35戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

3月2日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月3日、中8週で迎えた38戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

7月6日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

9月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた40戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。