フェスティブシャン（2000年生、母マジックオナー）

フェスティブシャン（2000年6月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「共有者の冠名＋美人（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したマジックオナーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月20日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトレトレジョリをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた4戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したオレンジパワーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネフランシーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

3月7日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宗像徹騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宗像徹騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宗像徹騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で宗像徹騎手（11戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエスケーアパッチをクビ差振り切って2勝目を手にした。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったフロムアップランドに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアスカヘイローを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のイルドゥボーテに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月19日、約8か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の深秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

1月23日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したラドランファーマを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月6日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月2日、約6か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（10戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。