テンジンテンカ（2000年生、母グロウペガサス）

テンジンテンカ（2000年6月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天下」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時11歳）と交配したグロウペガサスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のもくれん特別(一般C3 C4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、テンジンによって1,585.5万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

9月21日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナチュラルビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C5 24（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタキシードフェアーから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた4戦目は、一般C5 18（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のツムジカゼに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月1日、中3週で迎えた5戦目は、一般C5 22（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリワードスタンレーをクビ差制して1着ゴールを果たした。

2月29日、中3週で迎えた6戦目は、一般C4 14（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマジェスティックに9馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、もくれん特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフリースローに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月1日、中6週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月20日、中4週で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

9月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トレトレジョリに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5歳（2005年）

5月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。