チーフテン（2011年生、母アートロマン）

チーフテン（2011年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「酋長、族長」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したアートロマンが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地11戦0勝、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のはくたか特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大典牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、津田健二によって682.5万円で落札された。

佐宗応和厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2013年）

10月18日、デビュー戦は楢崎功祐騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエックスファクターに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルオカボルトを次元の違う末脚で半馬身差し切って優勝

3歳（2014年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4月20日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、最後はジャコカッテと並んで3着同着となった。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月24日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2015年）

3月22日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月16日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月22日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた15戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月2日、中0週で迎えた16戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、山百合特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、月見草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江里口裕輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノロッキーに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウパシオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2016年）

2月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスイープアローに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、アメトリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた23戦目は、黄桜かっぱ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた24戦目は、青葉特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエイシンイーストにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた25戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルアルティマに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた26戦目は、グリーンチャンネルカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。