キャッシュラボーラ（1993年生、母エリザベスジヨイ）
Cash Lavora
1993.05.04
キャッシュラボーラ（1993年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時13歳）と交配したエリザベスジヨイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着6回、地方16戦1勝。1996年のスプリングステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1995年）
10月14日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったアールニセイにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。
10月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。
11月19日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエルカーサプリンスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
12月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジューンコメットを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
3歳（1996年）
1月14日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
1月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のダイナミックマーチに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
3月3日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。
3月24日、中2週で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
4月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。
6月22日、中9週で迎えた10戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったローゼンカバリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
8月3日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワオーシャンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って3勝目を手にした。
4歳（1997年）
1月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。
2月9日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、テレビ山梨杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったグルメフロンティアにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。
3月9日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。
3月23日、中1週で迎えた15戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
4月19日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイキフラッシュに3/4馬身届かず2着に敗北した。
5月25日、中4週で迎えた17戦目は、箱根ステークス（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたゴーイングスズカ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
6月28日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグローリアスユーに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
5歳（1998年）
1月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。
6月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた20戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。
6歳（1999年）
1月3日、約7か月の休み明けで迎えた21戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、門松特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に敗れた。
1月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコウチムテキをクビ差制して久しぶりに美酒を浴びた。
2月14日、中1週で迎えた24戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。
3月14日、中3週で迎えた25戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、畜産杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。
3月29日、中1週で迎えた26戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月5日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、菊池義昭騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
9月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池義昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
10月24日、中3週で迎えた29戦目は、高橋文雄騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
7歳（2000年）
2月28日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋文雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。
3月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋文雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
3月26日、中1週で迎えた32戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
4月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般A B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高橋文雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
4月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋文雄騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。
5月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋文雄騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。