スーパーボス（2000年生、母エリットビーナス）

スーパーボス（2000年3月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「並外れた＋首領」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したエリットビーナスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の西脇特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹中進一から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、高浦正雄によって210万円で落札された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月22日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシロキタガデスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったエーピーフラッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月31日、中4週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（9戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイエスを3/4馬身振り切って雨中の激戦を制した。

8月30日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

10月4日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のトワノカチドキを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

7月31日、約9か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（15戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（17戦2勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（18戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた27戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（19戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（20戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったボードスウィーパーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（21戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

3月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったツルマルバクシンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中5週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（22戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6歳（2006年）

2月5日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の西陣特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。