ラマンチャ（2010年生、母ラヴィーダ）

ラマンチャ（2010年2月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「スペインの自治州名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時12歳）と交配したラヴィーダが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2三。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月7日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月14日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月12日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィフスセントに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月19日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のレースルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクイックブレッドに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビジンダネに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月1日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニングランバルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンモントルに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリゾートラヴに9馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、溢れる感動スタートレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。