ミラクルキャップ（1996年生、母ダイアウィリー）

ミラクルキャップ（1996年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のオグリキャップ（当時11歳）と交配したダイアウィリーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3八。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルウインダムに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラガープリンセスに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のライズストリームに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月19日、連闘で迎えた14戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森田直哉騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトモノマリーナに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2000年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C1（中津ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森田直哉騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイコマンドに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月21日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森田直哉騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた17戦目は、一般C2（中津ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森田直哉騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（中津ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で森田直哉騎手（7戦5勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森田直哉騎手（8戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月10日、中5週で迎えた20戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で森田直哉騎手（9戦5勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルヴァーディップをクビ差制して1着ゴールを果たした。

7月22日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森田直哉騎手（10戦6勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月31日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で森田直哉騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノステキに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で森田直哉騎手（12戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイショウギルバーから半馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中5週で迎えた24戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で森田直哉騎手（13戦7勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2001年）

9月6日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた25戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーサイアムに5馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

9月12日、連闘で迎えた26戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駒子賞（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3五ア（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケデンタキシードに8馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

11月19日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、一般C3六イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のタケデンタキシードに約11馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

12月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3八（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドマサルに4馬身の差をつけて優勝

6歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。