ホクトマジック（1995年生、母ホクトツーショット）

ホクトマジック（1995年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時10歳）と交配したホクトツーショットが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は丹羽敏則。戦績は、地方40戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2001年の品川区特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

3歳（1998年）

3月31日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハナブサエイワンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったミカノカンカンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノブライトを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

12月1日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレモンライムを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月26日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったグローリーレターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5歳（2000年）

3月3日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（12戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のピッツクリスタルに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

5月10日、中3週で迎えた19戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（16戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のピッツクリスタルに2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1十（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（17戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた23戦目は、夏霧特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（18戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月21日、中0週で迎えた24戦目は、練馬区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（19戦4勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた26戦目は、碑文谷特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（20戦4勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、冬日向特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（21戦4勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフレンチヒーローをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月28日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（22戦5勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた30戦目は、品川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は白田日出夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリワードインカムをハナ差振り切って6勝目をつかんだ。

2月15日、中1週で迎えた31戦目は、鴬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた33戦目は、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白田日出夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた34戦目は、北区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白田日出夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月10日、中3週で迎えた35戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したゼンノタンゴを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月20日、中0週で迎えた36戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したグランドライオンにクビ差届かず2着となった。

6月8日、中2週で迎えた37戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた38戦目は、一般B3三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンダーリンにクビ差届かず2着となった。

7月25日、中3週で迎えた39戦目は、アルテミス賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた40戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。