ケイアイオラクル（2003年生、母Maddie’s Promise）

ケイアイオラクル（2003年4月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神のお告げ」。毛色は鹿毛。種牡馬のGrand Slam（当時8歳）と交配したMaddie's Promiseが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年のシルバーステッキ賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月14日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月15日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

1月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3月18日、中6週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

5月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トレジャーバッハに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカムイミンタラ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウエストヴァレンチに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼファーマンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳B3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マーメイズアイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トッチンコボに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、リヴェール（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスターモンゴルに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイルドフォレストに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックレガシーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（2007年）

1月8日、中2週で迎えた19戦目は、リヴェール（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。