メモリーサボアール（2019年生、母メモリービジュアル）

メモリーサボアール（2019年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+知識(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したメモリービジュアルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したモズゴールドバレルに半馬身届かず2着となった。

3歳（2022年）

4月24日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のナイルプロジェクトを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

7月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヒットザシーンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2023年）

4月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月15日、中8週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。