ニシノモレッタ（2007年生、母ミストラスト）

ニシノモレッタ（2007年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋茶色の髪の女（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したミストラストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。2010年のフィリーズレビュー(牝G2)で4着に入った他、2009年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月22日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアドマイヤロイヤルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月3日、中5週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったダッシャーゴーゴーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリムールをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3歳（2010年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、最後はロジフェローズと並んで4着同着となった。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月1日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4歳（2011年）

4月23日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大江山特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5歳（2012年）

5月20日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月20日、中5週で迎えた22戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のジルコニアをハナ差制して久々に勝利を挙げた。

10月27日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバルスピュールからクビ差の2着となった。

6歳（2013年）

3月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月4日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた31戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。