マルタカリボン（1998年生、母トウカイマドンナ）

マルタカリボン（1998年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時11歳）と交配したトウカイマドンナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は川部牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方29戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月4日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンシャインタイムに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月11日、連闘で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたガルデーニエ決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月28日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、トウカイパートナーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月17日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5歳（2003年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月13日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイエスゴールドを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、根ノ上特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のリバービックワンに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたオーミロビンソン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた27戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた28戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2004年）

2月16日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた31戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阪上忠匡騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪上忠匡騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた33戦目は、冨島政俊騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた34戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で冨島政俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた36戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般B15 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた38戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般B17 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般B17 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪上忠匡騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた41戦目は、一般B17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪上忠匡騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた42戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阪上忠匡騎手（12戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた43戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた44戦目は、一般E4（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた45戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた46戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた47戦目は、よしおとよしこでハルウララ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。