カフジテイク（2012年生、母テイクザケイク）

カフジテイク（2012年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時15歳）と交配したテイクザケイクが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。2017年のフェブラリーステークス(G1)で3着に入った他、2017年の根岸ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコロマンデルに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のショコラブランを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったホワイトフーガに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月28日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の枚方特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したラテンロックを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のロードヴォルケーノに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルミラコロを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月15日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のビッグリバティに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（7戦3勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月10日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のキングズガードに1馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

11月12日、中4週で迎えた20戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2017年）

1月29日、中7週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のベストウォーリアに1馬身の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。

2月19日、中2週で迎えた23戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月25日、G2のゴドルフィンマイル（アラブ首長国連邦・メイダンダート1600m）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったキングズガードにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月9日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた27戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた28戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6歳（2018年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

7歳（2019年）

9月21日、約20か月の休養明けで迎えた30戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた31戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

11月9日、中2週で迎えた32戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月22日、中5週で迎えた33戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8歳（2020年）

2月2日、中5週で迎えた34戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

7月12日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2020年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9歳（2021年）

3月10日、約8か月の休み明けで迎えた36戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた37戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2021年12月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。