ビーヴェローチェ（2015年生、母マダムメガミ）

ビーヴェローチェ（2015年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速い（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時10歳）と交配したマダムメガミが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川ミツ子。2018年の鯱の門特選で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パイオニアファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、パイオニアファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、馬場祥晃によって540万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月17日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3歳（2018年）

3月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンレガシーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月8日、中0週で迎えた8戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンレガシーに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月5日、中0週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトゥモローズアイに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノアイガーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月31日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のホットスター特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のスターマイン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したコントラストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンルイビルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4歳（2019年）

5月19日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、早苗月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、ペチュニア賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。