カシノマキバオー（2004年生、母プリティスマイル）

カシノマキバオー（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋マンガの登場馬名」。毛色は栃栗毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時16歳）と交配したプリティスマイルが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地19戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C1-8。

経歴

デビュー前

当歳のとき、本田土寿から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって210万円で落札された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雪/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月30日、中5週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンツクロフネに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピクシーダンディーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のピクシーダンディーを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2008年）

2月3日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラルーチェドーロにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月9日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川野幸治騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川野幸治騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。