イイデシャンハイ（2001年生、母レツドホツト）

イイデシャンハイ（2001年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したレツドホツトが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）目名太山口牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害2戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のエメラルドフラワー賞。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月13日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

3歳（2004年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンキンツヨシから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のワンダータフネスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2005年）

3月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、市川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた17戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は今村康成騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。