ベイパーコーン（2019年生、母タムロウイング）

Vapor Cone

2019.04.25

ベイパーコーン（2019年4月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「戦闘機が音速に近い速さで飛ぶときに発生する円錐形の雲」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したタムロウイングが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。主な勝ち鞍は2023年のC1 4歳以上特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田晋二によって3,520万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエナハツホに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

3歳（2022年）

2月27日、中8週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月10日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた6戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアグネスリュウを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウジェネシスに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、C1 4歳以上特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイレントスウープに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田晋二によって3,520万円で落札された。

新子雅司厩舎（兵庫）へ入厩。

1月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルイージスを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

3月26日、中7週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

7月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったサンテックスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュクススティールを上がり3位の末脚で半馬身差し切って4勝目を手中に収めた。

5歳（2024年）

1月20日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月7日、中7週で迎えた20戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの六波羅特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。