サイレントスウープ（2017年生、母バーンアウル）
Silent Swoop
2017.02.28
サイレントスウープ（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「猛禽類が狩りのために木の上から無音で急降下すること。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したバーンアウルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。
経歴
デビュー前
安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
9月8日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったアルコレーヌに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
11月16日、中9週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。
12月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。
3歳（2020年）
5月16日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。
6月28日、中5週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。
8月30日、中8週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。
9月6日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
10月31日、中7週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。
4歳（2021年）
2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。
3月6日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったレッドフラヴィアにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。
4月17日、中5週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。
5月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のタニノヨセミテに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
6月13日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
8月8日、中7週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。
11月20日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。
5歳（2022年）
2月1日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、上郡赤松円心特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
2月23日、中2週で迎えた17戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、卓球大会ひめたんカップ（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
3月17日、中2週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ハナモモ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビケットに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。
デビュー前
長南和宏厩舎（兵庫）へ入厩。
4月12日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、陽春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したジューンマウスにハナ差届かず2着となった。
デビュー前
長南和宏厩舎（兵庫）へ入厩。
8月5日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。
11月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。
11月17日、中1週で迎えた21戦目は、ヒイラギ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。
12月8日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、地鶏日本一の徳島阿波尾鶏杯（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。
6歳（2023年）
1月2日、中3週で迎えた23戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、C1 4歳以上特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったベイパーコーンにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。
4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイモータルソウルに2馬身半の差をつけて優勝
5月10日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。
6月16日、中4週で迎えた26戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。