エンゼルリーバー（2001年生、母スーティー）

エンゼルリーバー（2001年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最近亡くなった雌犬『リーバー』（ゴールデンレトリーバー）を偲んで」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時14歳）と交配したスーティーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

4月10日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-3（園田ダート1230m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月24日、連闘で馬体重を前走から17kg減らして迎えた8戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月3日、中9週で迎えた9戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の金沢競馬売店組合才田売店杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンテンガールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるアネックスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイジーウィナーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月18日、連闘で迎えた14戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レイクアロマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月23日、中2週で迎えた16戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるトウカイチャレンジを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーサイレンサーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月23日、中0週で迎えた19戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヘルシーキングをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた21戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた24戦目は、ちょっと若者3人組杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。