マルサンエロイカ（2006年生、母キタサンウィッシュ）

マルサンエロイカ（2006年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄的（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時12歳）と交配したキタサンウィッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方18戦2勝。主な勝ち鞍は2010年のさくら草特別(一般A4)。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月11日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったスズカニュータウンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN大井賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

4歳（2010年）

1月3日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、初笑い特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月11日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、成人の日特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、スノードロップ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、如月特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月14日、連闘で迎えた15戦目は、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンサイレンスに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、さくら草特別（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンサイレンスに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3月6日、連闘で迎えた17戦目は、啓蟄特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、春分の日特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた19戦目は、卯月特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、つつじ特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた21戦目は、新緑特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、ばら祭シリーズスマイルふくやま特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた23戦目は、夏越茅の輪くぐり特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、あじさい賞（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で岡田祥嗣騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、蝉時雨特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡田祥嗣騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、葉月特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた27戦目は、門別町農業協同組合長賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。