トキノナスティア（2006年生、母ブランディニー）

トキノナスティア（2006年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時9歳）と交配したブランディニーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、中央障害23戦2勝2着2回。2011年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2009年）

4月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヘディングマキに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダイワモーストを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2010年）

3月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月9日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったパゴダからクビ差の2着に甘んじた。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルカーロに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月1日、中5週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた17戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月4日、中9週で迎えた19戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5歳（2011年）

1月8日、中4週で迎えた20戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のクランエンブレムに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月5日、中3週で迎えた21戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

3月6日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

5月21日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で浜野谷憲尚騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマサライトから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた25戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で浜野谷憲尚騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で浜野谷憲尚騎手（14戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で浜野谷憲尚騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2012年）

2月4日、中8週で迎えた28戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月8日、中8週で迎えた29戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月19日、中5週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（16戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた31戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（17戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（18戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2013年）

4月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（19戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（20戦2勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。