グロウアップ（2002年生、母ハウスオブクイーンズ）

グロウアップ（2002年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したハウスオブクイーンズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方27戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のナイスサドル特別。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

7月30日、デビュー戦は山下貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は453kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のネオノムラダイオーに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月16日、中7週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のナドアルシバ競馬場カップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月1日、中2週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鷹特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月14日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山下貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったバスケットシューズに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のハルキチに4馬身の差をつけて制した。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴之騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルボンストリークを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（2006年）

5月2日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた13戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は山下貴之騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴之騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下貴之騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5歳（2007年）

1月15日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴之騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴之騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、お箸の国13周年特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、千絵ちゃんリーチ特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた24戦目は、宮原義典騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた25戦目は、一晃君誕生特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた26戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、二人の愛は特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた27戦目は、一般A4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。