ウエスタンエル（1999年生、母ケアレスライティング）

ウエスタンエル（1999年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時11歳）と交配したケアレスライティングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月25日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーセンハミングに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2003年）

1月5日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

2月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月1日、中9週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月2日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。