ワンピース（2002年生、母レピドール）

ワンピース（2002年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「一つの平和（幸せ）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時15歳）と交配したレピドールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方11戦3勝。主な勝ち鞍は2004年のしもつけ若駒（3）。

経歴

デビュー前

佐藤裕厩舎（足利）へ入厩。

2歳（2004年）

7月25日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のしもつけ若駒（3）（宇都宮ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキオペラに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のレーヌ・ド・フレーズ賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた8戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北関東弥生賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノサンデーに3馬身の差をつけて2勝目を収める

5月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

10月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはじめての金沢競馬記念三野グランプリ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4歳（2006年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガオに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。