アジタート（2001年生、母ファンザブリーズ）

Agitato

2001.04.04

アジタート（2001年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「情熱的に（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時7歳）と交配したファンザブリーズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦2勝2着2回。2005年の砂漠の湧き水記念(一般C 牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

3歳（2004年）

1月31日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月18日、中8週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり18着に敗れた。

4歳（2005年）

9月28日、約14か月半の休養明けで迎えた6戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C13（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月4日、連闘で迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定オープンの砂漠の湧き水記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田崇史騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイネスオペラに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第14戦（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フレンチブリーズに交わされて5馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は山田崇史騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンザンローズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

1月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラレオパルドに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、フリージア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月5日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月6日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上C2二（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。