テンザンローズ（2002年生、母コウエイシャダイ）

テンザンローズ（2002年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラ」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したコウエイシャダイが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の騎手のみなさんファイト賞(一般C14)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、平野三郎によって682.5万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月12日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた4戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエプソムセイレーンを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クイズマスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムセイレーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた9戦目は、騎手のみなさんファイト賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロクサーナに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラトナラジュに1馬身半の差をつけて制した。

10月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、2着となった。

10月20日、中1週で迎えた13戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤクモポイントに半馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアジタートを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

4歳（2006年）

1月6日、中3週で迎えた17戦目は、三河万歳特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。