ダノンパッション（2007年生、母スターズインハーアイズ）

ダノンパッション（2007年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋情熱的な走りを期待して」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したスターズインハーアイズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地4戦2勝。2009年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、矢野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって7,455万円で落札された。

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャインを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月17日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネアロマに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。