ブルーフランカー（2002年生、母ブルースターライト）

ブルーフランカー（2002年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ラグビー用語」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したブルースターライトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地27戦5勝2着5回、中央障害3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,890万円（3.78万×500口）で一口馬主が募集された。

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月5日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

4月16日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したスペシャリストにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルタカテンビーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川島信二騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラスフィーダに3馬身の差をつけて制した。

4歳（2006年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川島信二騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月18日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で川島信二騎手（12戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、ヤマノサンデーズに半馬身交わされて2着となった。

3月11日、中2週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたマッスルダンサー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月15日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（13戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスウォードキャットに2馬身の差をつけて優勝

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（14戦3勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったトラストジュゲムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（15戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバンブーライカルトをハナ差振り切って4勝目を手にした。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（17戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5歳（2007年）

3月11日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1600万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（18戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサヨウナラにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（19戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（20戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のビッグアラミスに1馬身3/4の差をつけて5勝目を手中に収めた。

7月8日、中5週で迎えた25戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（21戦5勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（22戦5勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2008年）

2月17日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシュトラーレンに3馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のサウスポールに約26馬身の大差をつけて7勝目を奪取した。

4月26日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンシャインからクビ差の2着に甘んじた。