ツーエムスイフト（2010年生、母サンドティアラ）

ツーエムスイフト（2010年1月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋迅速な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時10歳）と交配したサンドティアラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年のきんりゅうか賞(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月28日、デビュー戦はC.オドノヒュー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月23日、中7週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

3歳（2013年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた10戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、オースミホイップに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトキメキボーイに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた15戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4歳（2014年）

1月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったスナークチェリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカレンナシュシュを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月27日、中4週で迎えた20戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイサクラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（8戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサムライムラマサに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したサラダガールにクビ差届かず2着となった。

9月17日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のファーウエストを半馬身振り切って優勝

10月22日、中2週で迎えた31戦目は、あおき賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインチェイサーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた33戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、からたち賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

12月23日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた36戦目は、七草特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた37戦目は、きんりゅうか賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスカタンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

2月18日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ヒャクマンバリキに交わされて2馬身差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた39戦目は、紅梅特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中田貴士騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた40戦目は、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中田貴士騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中田貴士騎手（12戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中田貴士騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。