ワンスカイ（2017年生、母ナリタシークレット）

ワンスカイ（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界は一つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したナリタシークレットが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。2020年の葵ステークス(重賞)で3着に入った他、2020年の葵ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセルレアに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したプリンスリターンに半馬身届かず2着となった。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

3歳（2020年）

3月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルテナシャスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2022年）

3月6日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したイルクオーレを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサイヤダンサーをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

6月19日、中5週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスのTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月6日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月28日、中6週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2022ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた17戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月22日、中4週で迎えた20戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた21戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7歳（2024年）

1月7日、中5週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

3月16日、中9週で迎えた25戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月19日、中8週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月31日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの長篠ステークスカタール賞（中京芝1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では見所を作れず18着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦1勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず16着に終わった。

11月10日、中6週で迎えた29戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、松浦川特別（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。